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ニュービジネス協議会創業者&支援者ネットワーク化研究部会長、西村豊からの情報です。
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ファイブアイズ様のメルマガを転載させて頂きました。
以前NBCで研究部会をされていたファイブアイズ様のメルマガです。
考えさせられる内容なので、失礼ながら勝手に転載させて頂きます。

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                             2005.02.04

  ファイブアイズ IPO Press No.123


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Sender:Five Eyes Networks Co.,LTD.
    http://www.5is.co.jp  mailto:info@5is.co.jp
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※※■ 今日のコンテンツ ■※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

★沼田の感性・・・『「週末起業」では成功しない』

※※※※※※※※※※※※※※※ 沼田の感性 ※※※※※※※※※※※※※※

      ~ 第123回『「週末起業」では成功しない』~

 週末起業は成功しない?

  日経新聞の夕刊に、興味深いエッセイがありました。来年(平成18年)
 4月予定の商法改正により、会社設立が容易になるため、「マイクロカン
 パニーの起業ブーム」の契機となる可能性あり、との論旨です。現在の商
 法改正案では、取締役は一人で良く、監査役は無し、最低資本金規制も撤
 廃されるので、理論上は一人で1円あれば、株式会社が起こせます。私も
 会社数は増えるように思います。
  最近、書店でもインターネット上でも、軽装備起業がブームです。SO
 HOの大半はこのスタイルですし、ノーリスク起業、週末起業、学生企業
 、年金シニア起業、主婦起業、情報起業などもこれです。ビジネスプラン
 を練り上げた上で軽装備起業に踏み切るのは結構ですが、「独立したい」
 「リスクを取りたくない」というだけの動機で、軽装備起業を志す人達も
 数多くいます。ライフスタイルの実現を最重視するので、私は「ライフス
 タイル型起業」と呼んでおります。起業講座の受講生の大半が、ライフス
 タイル型の起業をイメージしています。「それでは成功できない」とアド
 バイスすると、考え直す受講生もいますが、「講座が実践的ではない」な
 どと反発されることもあります。
  ライフスタイル型では成功できない理由が3つあります。
  一つは事業内容と会社の規模がミスマッチを起こしやすいこと。最初か
 ら資本不足、人員不足でスタートするため、発想は良くても適切な社内分
 業ができず、会社が成長しません。クライアントのニーズにも対応しきれ
 ませんし、対応している間の営業・先行投資が疎かになります。「クライ
 アントを確保してから規模を拡大する」という戦略は正論に聞こえますが
 、そのための仕掛け作りが重要なのです。また良い案件は、安易な気持ち
 、大勢では取り組めません。成長の制約要因を、起業時から内在している
 のです。
  二つ目は周囲の応援を得られ難いこと。創業者もリスクを取っていない
 起業を、応援する人は出ません。世間は頑張る人を応援するのです。「販
 売先・販売代理店を探して欲しい」「出資者を探して欲しい」と言われて
 も、「自分にも少しは投資しなさい」としか言い様がない場合が多いので
 す。「他人の資金・リスクで、自分のやりたいことをやる」と虫の良いこ
 とを考えても、上手く行った話は聞いたことがありません。
  三つ目は経営的に打つ手が乏しいこと。自分のネットワークを拡大する
 、WEBやインターネットを効率的に活用する以外に、経営的に手を打つ
 余地が小さい起業スタイルです。軽装備起業を第一の目的にすると、リス
 クも無いかもしれませんが、リターンを得る道も閉ざされやすいのです。
 これは少し会社を経営してみれば、すぐ分かることです。
  独立・起業を志すのであれば、本当に軽装備起業で良いのか、一度考え
 るべきです。様々なコンサルタントや支援組織がありますが、そうしたコ
 ンサルタントや支援組織自体がそれほど成功していない、というのが、こ
 の起業スタイルの限界を物語っているように思います。
  成熟した社会はイノベーションが必要です。イノベーションの担い手は
 リスクを負います。歴史的に見るとイノベーションの担い手が常に報いら
 れる訳ではなく、確率的には得ではない生き方かもしれません。しかしイ
 ノベーションの無い起業は、「生き方」としては成り立つでしょうがそれ
 だけのことです。社会に本当に必要なのはリスクテイカーで、リスクテイ
 カーを応援するのが、投資家のあるべき姿と思います。
  
 ★内容・記事等に対するお問合わせについては info@5is.co.jp へ。
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by nbc-s | 2005-02-07 10:08 | ベンチャー起業
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